「外壁塗装は業者に頼むと100万円近くかかるから、自分で塗れば安く済むのでは?」と考えたことがある方は多いのではないでしょうか。ホームセンターで塗料も道具も手に入る時代ですが、外壁塗装のDIYには見た目以上のリスクが潜んでいます。この記事では、外壁塗装をDIYした場合の費用とプロに頼んだ場合の違い、DIYの危険性、そして現実的な判断基準をわかりやすく解説します。
外壁塗装のDIYでかかる費用の目安
一般的な30坪程度の戸建てをDIYで塗装する場合、必要な費用の目安は次のとおりです。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 塗料(下塗り・上塗り) | 約10万〜20万円 |
| 足場(レンタルまたは業者依頼) | 約15万〜25万円 |
| 高圧洗浄機・刷毛・ローラー等の道具 | 約3万〜10万円 |
| 養生材・マスキング・安全用品(ヘルメット・命綱等) | 約2万〜5万円 |
合計すると約30万〜60万円。業者に依頼した場合の相場(約80万〜120万円)と比べれば確かに安く見えます。しかし、この差額には「品質」「安全」「時間」という大きな代償が伴います。
DIY外壁塗装の3つの大きなリスク
1. 高所作業の危険性
2階建ての外壁塗装は、高さ6m以上での作業になります。プロの職人でも足場なしでは作業しないのが原則であり、実際に一般の方の脚立やはしごからの転落事故は毎年発生しています。足場を組んだとしても、慣れない高所での長時間作業は想像以上に危険です。
2. 施工品質と耐久性の問題
塗装は「塗る」作業よりも、その前の下地処理(高圧洗浄・ひび割れ補修・ケレン)と下塗りが仕上がりを左右します。下地処理が不十分だと、数年で塗膜の剥がれや膨れが起こり、結局業者に塗り直しを依頼することになりかねません。プロの塗装が10年前後持つのに対し、DIY塗装は3〜5年程度で不具合が出るケースが多いといわれています。
3. 想像以上にかかる時間
プロが2週間で仕上げる工事を、週末だけのDIYで行うと数か月かかることも珍しくありません。工期が延びるほど、養生した窓が開けられない期間や、塗りかけの外観のまま過ごす期間も長くなります。
DIYできる範囲・プロに任せるべき範囲
- DIYで対応しやすい:1階部分の部分的な補修塗り、木部・鉄部(門扉・フェンス等)の塗装、ウッドデッキの再塗装
- プロに任せるべき:2階以上を含む外壁全面、屋根塗装、ひび割れ・雨漏りを伴う外壁、モルタル外壁の下地補修
「手の届く範囲の小さな補修はDIY、全面塗装はプロ」というのが現実的な線引きです。
費用を抑えたいなら相見積もりが近道
DIYを検討する動機のほとんどは「費用を抑えたい」だと思います。実は、業者依頼でも複数社の見積もりを比較するだけで、同じ工事内容で数十万円の差が見つかることは珍しくありません。外壁塗装の一括見積もりサービス比較はこちらで複数社の価格と提案を比較すれば、DIYのリスクを負わずに費用を抑えられる可能性があります。
まとめ
外壁塗装のDIYは、材料費だけ見れば安いものの、転落事故の危険、施工不良による塗り直し、膨大な作業時間という大きなリスクを伴います。特に2階建て以上の全面塗装は、プロへの依頼を強くおすすめします。費用を抑えたい場合は、まず複数業者の相見積もりで適正価格を把握することから始めましょう。
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