外壁塗装を検討していると、業者から「屋根も一緒に塗りませんか」と提案されることがあります。屋根と外壁の同時塗装は、足場を共有できるぶんコスト面でメリットがある一方、必ずしもすべての家に当てはまるわけではありません。この記事では、同時塗装の仕組みとメリット・注意点、判断のポイントをわかりやすく整理します。
※本ページはプロモーションを含みます
屋根と外壁の同時塗装とは
その名の通り、屋根の塗装と外壁の塗装を同じ工事期間中にまとめて行う方法です。どちらの工事でも建物の周囲に足場を組む必要があるため、別々に行うより工程を効率化しやすいのが特徴です。屋根も外壁も同じように紫外線や雨風の影響を受けて劣化するため、劣化時期が近い住宅では合理的な選択になりやすいといえます。
同時塗装の主なメリット
足場代を1回にまとめられる
外壁塗装の費用の中でも、足場の設置・解体費は一定の割合を占めます。屋根と外壁を別々のタイミングで塗ると足場代が2回分かかりますが、同時に行えば1回で済むため、総額を抑えやすくなります。これは同時塗装の最も分かりやすいメリットです。
工期・手間をまとめられる
工事の立ち会いや近隣へのあいさつ、洗濯物が干しにくいといった生活への影響も一度にまとめられます。塗装工事は数週間かかることもあるため、期間を分けずに済むのは負担軽減につながります。
建物全体の劣化サインを同時に確認できる
足場を組んだ状態で屋根と外壁の両方を点検できるため、家全体のメンテナンス時期をそろえやすくなります。ふだん見えにくい屋根の状態を確認できるよい機会にもなります。
同時塗装が向いているケース・向かないケース
- 向いている:屋根と外壁の劣化時期が近い/築10年前後でどちらもそろそろ塗り替え時期/工事の手間をまとめたい
- 慎重に検討:屋根を数年前に塗ったばかり/屋根材が塗装に向かないタイプ/屋根の傷みが大きく塗装だけでは対応できない
屋根材の種類や状態によっては、塗装より葺き替えやカバー工法が適している場合もあります。とくに劣化が進んだ屋根に塗装だけを行っても、根本的な解決にならないことがあります。「同時だからお得」と一括りにせず、屋根の状態も含めて判断することが大切です。
費用の考え方と見積もりの見方
同時塗装の見積もりでは、外壁塗装・屋根塗装・足場・付帯部などが分けて記載されているかを確認しましょう。項目がまとめられて「一式」となっている場合は、内訳を質問して内容を把握しておくと安心です。金額の妥当性は、複数社の見積もりを同じ条件で比較することで見えてきます。極端に安い見積もりは、必要な工程が省かれている可能性もあるため注意が必要です。
| 確認したい項目 | チェックの観点 |
|---|---|
| 足場代 | 1回分にまとまっているか |
| 屋根の工法 | 塗装で適切か、葺き替え等の検討は不要か |
| 塗料のグレード | 屋根・外壁それぞれの塗料と耐用年数 |
| 保証内容 | 屋根・外壁それぞれの保証年数 |
同時塗装を進めるときの流れ
実際に同時塗装を行う場合は、まず現地調査で屋根と外壁それぞれの劣化状況を診断してもらいます。その診断結果をもとに、塗装で対応できるのか、屋根は別の工法が必要なのかを判断し、見積もりに反映してもらいます。契約前には、使用する塗料のグレード・色・保証内容・工期を確認しておきましょう。工事中は天候によってスケジュールが前後することもあるため、余裕を持った日程で計画するのがおすすめです。近隣への配慮として、工事前のあいさつを業者が行ってくれるかも確認しておくとトラブルを防げます。
同時塗装でよくある疑問
Q. 屋根だけ、外壁だけを先に塗るのは損?
状態によります。どちらかの劣化が明らかに進んでいて急ぐ必要がある場合は、先に一方だけ行うのも選択肢です。ただし数年以内にもう一方も塗る予定なら、足場代の面では同時のほうが有利になりやすいです。
Q. 同時塗装だと工事は何日くらいかかる?
建物の大きさや天候によって変わりますが、外壁のみより数日長くなるのが一般的です。梅雨や台風の時期は乾燥に時間がかかり、工期が延びることもあります。
Q. 見積もりで気をつけることは?
「一式」でまとめられた金額ではなく、屋根・外壁・足場・付帯部などの内訳がわかる見積もりをもらいましょう。複数社で同じ条件をそろえて比較すると、金額の妥当性が判断しやすくなります。
まとめ
屋根と外壁の同時塗装は、足場代や手間をまとめられる点で合理的な選択になり得ます。ただし屋根の状態によって最適な工法は変わるため、無理にまとめず、家の状況に合わせて判断しましょう。屋根の劣化が大きい場合は塗装以外の工法も含めて相談するのがおすすめです。複数業者の提案を比べたい場合は外壁塗装の一括見積もり比較が便利です。



コメント