ガスと電気を併用している住まいを、電気だけでまかなう「オール電化」に切り替えるリフォームは、光熱費の見直しや安全性への関心から検討する方が増えています。ただし初期費用はまとまった金額になるため、メリットと注意点を理解したうえで判断することが大切です。この記事では、オール電化リフォームの費用相場と、後悔しないためのポイントを整理します。
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オール電化リフォームの主な設備
オール電化にするには、ガスを使っていた設備を電気式に置き換えます。中心となるのは次の3つです。
- IHクッキングヒーター:ガスコンロに代わる調理機器
- エコキュート:空気の熱でお湯を沸かす給湯システム
- 電気温水器や暖房設備:必要に応じて導入
費用相場の目安
設備のグレードや設置状況によって費用は変わりますが、一般的な目安は次のとおりです。
| 設備・工事 | 費用の目安 |
|---|---|
| IHクッキングヒーター(本体+工事) | 約10〜25万円 |
| エコキュート(本体+工事) | 約30〜60万円 |
| オール電化まとめて導入 | 約50〜100万円 |
既存のガス配管の撤去や、電気容量を増やす工事(分電盤の交換など)が必要になる場合は、追加費用がかかることもあります。
オール電化のメリット
光熱費を一本化できる
ガスと電気の基本料金が二重にかからず、電気料金にまとめられます。夜間電力が割安なプランを活用し、エコキュートで夜にお湯を沸かせば、給湯コストを抑えやすくなります。
火を使わない安心感
IHは直火を使わないため、火災リスクの軽減や、小さな子ども・高齢者のいる家庭での安心につながります。掃除がしやすい点も評価されています。
導入前に確認したい注意点
初期費用と回収期間
オール電化はまとまった初期費用がかかります。毎月の光熱費がどの程度変わるかは、家族構成やライフスタイルによって差があるため、「必ずお得になる」と断定はできません。現在の使用状況をもとに、無理のない範囲で検討しましょう。
停電時の備え
すべてを電気でまかなうため、停電時には調理や給湯が制限されます。カセットコンロなどの備えや、エコキュートのタンクにお湯が残る仕組みを理解しておくと安心です。
補助金の有無を確認
時期や自治体によっては、省エネ設備に対する補助金が用意されている場合があります。導入前に最新の制度を確認しておくとよいでしょう。
設備の選定や工事内容は業者によって提案が異なるため、複数社を比較することをおすすめします。会社選びに迷ったら、リフォーム一括見積もり比較で条件をまとめて確認するのも一つの方法です。
オール電化に向いている家庭・慎重に考えたい家庭
オール電化がお得になるかどうかは、生活スタイルによって変わります。自宅の使い方と照らし合わせて検討しましょう。
向いている家庭の傾向
- 日中は外出が多く、夜間の在宅時間が長い
- 夜間電力が割安なプランを活用できる
- 火を使わない安全性を重視したい
- 給湯や調理のガス代が負担に感じている
慎重に考えたい家庭の傾向
- 日中の在宅時間が長く、昼間の電気使用が多い
- お湯を一度にたくさん使う(タンク容量に注意)
- ガス機器の使い勝手に強いこだわりがある
エコキュート選びのポイント
エコキュートは、家族の人数に合ったタンク容量を選ぶことが大切です。容量が小さいとお湯切れの心配があり、大きすぎると設置スペースや初期費用がかさみます。設置場所の広さや、寒冷地なら寒冷地仕様かどうかも確認しましょう。
よくある質問
Q. マンションでもオール電化にできますか?
電気容量やエコキュートの設置スペース、管理規約の制約から、マンションでは難しい場合があります。まずは管理組合や専門業者に確認しましょう。
Q. ガス併用に戻すことはできますか?
可能ですが、ガス配管の再工事などで費用がかかります。導入前にライフスタイルをよく検討することが大切です。
導入前にやっておきたい確認
後悔しないために、契約前に次の点を整理しておきましょう。現在の電気・ガスの使用量を検針票で確認し、切り替え後にどのくらい変わりそうかを業者と一緒にシミュレーションしておくと、判断の材料になります。あわせて、電力会社の料金プラン(夜間割引の時間帯や単価)も確認しておくと、実際の運用イメージがつかみやすくなります。設置後の保証やメンテナンス体制、故障時の対応窓口についても、契約前に書面で確認しておくと安心です。
まとめ
オール電化リフォームは、IHやエコキュートの導入でおおよそ50〜100万円が一つの目安です。光熱費の一本化や安全性といったメリットがある一方、初期費用や停電時の備えといった注意点もあります。自宅の使用状況と照らし合わせ、複数社の提案を比較しながら検討しましょう。



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